会長メッセージ

日本IVF学会は、1998年に設立以来、生殖補助医療(ART)に関する研究・臨床の発展に寄与して参りました。この20年の英知を引き継ぎ、第21回学術集会大会長を務めさせていただく事になり大変光栄に存じます。

今大会では、社会がARTに求めるニーズに寄与し未来に向け発展し続けるように願いを込めて、大会テーマを「Future of ART」と題しました。

ARTは、卵巣刺激から始まり採卵・胚移植そして妊娠判定までを担いますが、その後の妊娠継続、出産、さらに出産後の児の健康までを考えることが、ARTに従事する医療者に課せられた使命であると考えております。シンポジウムでは、着床前診断~出生前診断、さらにARTで妊娠出産した児の予後について3名の先生にご講演いただきます。

世情も移り変わり、2019年5月には元号も変わろうとしています。時代の移り変わりとともに新たな挑戦が求められてきます。ARTの分野は、社会が求めるニーズに応え新しい技術が創造されるなど、常に進化し続けることと思います。近年、実験動物レベルではiPS細胞から卵子を分化誘導し、得られた卵子を受精させて個体にまで発生させることが可能になってきました。私は生殖医療の未来には、ヒト卵子・ヒト精子の作製、子宮内膜の再生など、必ずや再生医療がかかわってくると感じております。特別講演では、「Future of ART」という今回のテーマのもと、再生医療の分野でご活躍されているお二人の先生にご講演をお願い致しました。

今大会がご参加いただきました皆様にとって有意義なものとなることを願い、他にもARTの発展に情熱を注ぎご活躍されている多数の先生方にご講演いただく運びとなりました。名古屋の地で開催いたしますのは、今大会が初めてとなります。名古屋は、東京-大阪の中間にありアクセスも良くたくさんの先生方にご参加いただき、ARTのこれからについて皆様と議論を深めたいと存じます。

10月27日(土)の懇親会では、ご参加いただいた皆様が着席してゆったり過ごしていただけますように考えております。また、趣向を凝らした催し物もご用意しておりますので、両日とも皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

最後になりましたが、今大会開催にあたりご尽力いただいております関係者ならびに各企業の皆様に心より御礼申し上げます。

古井顔写真

第21回日本IVF学会学術集会 大会長・医療法人社団 愛育会 クリニックママ 理事長古井 憲司

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